2013年5月20日月曜日

第41回 「ダイエットを兼ねた介護予防」

運動なんて面倒で疲れるので、夫に一緒に歩こうと誘われても断っていました。(夫は10㎞以上歩いて半日帰ってきません。それに歩くのが早すぎてついていけないのです)

夜勤中での夜中の間食や、仕事を終えての解放感からの夕食はドカ食いで、最近晩酌も日常となり、どんどん中年太りを加速させてきました。

そんな時、子供の同級生のお母さんから、

「近所にフィットネスクラブができたから行ってみよう!」

と誘われました。
年配の方が多いと聞いていたので、入会する気もなく気軽なつもりで見学に行くと、色々な油圧式のマシーンと、足踏み台を交互に並べてあり私にもできそうな運動でした。

「こんな運動の仕方があるんだ」

と物珍しい気持ちで見ていたら店長さんから声をかけて頂き、すぐその気になる性格のため入会してしまいました。

それからというもの月に何回通っても同じ料金なので、”行かなきゃもったいない根性”で時間があれば通っています。1回30分の短時間でできることや買い物がてら寄れる場所にあることや、通勤路の途中にあることが魅力で通い続けられる理由です。

入会して地道に通って痩せて当然と思われますが、私の場合は見た目ではよくわかりません。
ただ現状維持で太らなくなりました。痩せたという話はメンバーの方からよく聞くのですが、数人からも太らなくなったと私と同じ意見を聞きました。姿勢が良くなったとか、腰の曲がったおばあちゃんが、ちょっと姿勢よくなったかもと、何かしら成果は出ていると実感しています。
私の場合は痩せるためには、キツイ食事制限が必要なのだと思います。普段のドカ食いの食生活は続いているので効果は『あり』だと思います。

だから、ちょっとくらい暴飲暴食しても私は運動しているから大丈夫という気持ちがあります。(それがダメなのでしょう。)

また昨年の訪問看護の研修中に講師の先生から、私の通うフィットネスクラブが高齢者の介護予防の協力店となっていると聞き、年配の方が多いのと一人一人に合わせた運動ができるので納得と思いました。

最近、『ロコモ』と言われる言葉をよく耳にします。『ロコモティブ』は機関車、移動という意味ですが、医学的には、関節、骨、筋肉などの運動器を意味します。運動器が衰え段差で転倒して骨折する人がいますが、特にひざ痛、腰痛症、骨粗鬆症の人は要注意で、筋肉をつけるという意味でこの運動方法は理に叶っていると思います。

今後、私も年を重ねて簡単に転倒しない足腰や寝たきりにならないために、超高齢者になっても自分の事は自分でできる身体作りを今からしていきたいと思っています。


看護主任  佐藤