2019年4月30日火曜日

第234回 令和

第213回で、私は新元号のことを少し書いてました、まさかこのタイミングでリハビリ室に順番が回ってくるとは・・・。

ならば触れるしかない! 2019年4月1日、エイプリルフールの日に菅官房長官が新元号『令和』を発表。英語表記はReiwa、英訳はBeautiful Harmony、日本に現存する最古の歌集である万葉集由来とのこと。安倍首相は「人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つ」という意味を込めたと言われました。約200年ぶりに生前退位される天皇陛下は上皇になられるそうで、上皇の意味を今さら知った次第です・・・。
西暦645年『大化』が始まり、明治元年(1868年)に一世一元(一人の天皇に対し一つの元号)となったそうです。

各元号の意味と私なりの時代感は、
明治=聖人が民に向けて政治をすれば天下は明るく治まる。
   文明開化と富国強兵で近代化を目指し、教育制度の礎をつくった時代。
大正=天が民の言葉を嘉納し、政が正しく行われる。
   明治にないゆったり感と大衆感があった時代(関東大震災が大正12年)。
昭和=国民の平和および世界各国の共存繁栄を願う。
   世界恐慌による経済不況を打開しようとアジアに進出する大日本帝国主義と、
   敗戦後の民主主義と目覚ましい経済成長そしてバブル、激動の時代。
平成=内外・天地とも平和が達成される。
   バブルがはじけて低成長、超高齢化社会、ゆとり世代、スマホ、阪神淡路大震災、
   東日本大震災そのほか天変地異が多い不安定な時代。

新元号のBeautiful Harmonyのごとく、美しい調和が奏でる佳き時代になるのか?
今年9月には日本初のラグビーワールドカップ、来年には東京オリンピック、令和7年には大阪万博、令和8年には私還暦、令和9年には愛想つかされ独居・・・・・。
いつの時代も大事なことは、一に健康、二に健康、三枝がなくていらっしゃ~い。
より多くの人が幸福と安寧を感じられることを願いつつ、合掌。

リハビリ室 木村

2019年4月25日木曜日

第233回 お待たせ・・・ゴールデンウィーク 10連休

2019年4月30日に現天皇陛下が退位され、皇太子殿下の新天皇即位に伴い平成から新元号「令和」へと変わる今年のゴールデンウィーク。5月1日が「即位の日」として祝日となり『前日と翌日が祝日である日は休日とする』「祝日法」が適用され4月30日と5月2日が「国民の祝日」になるため、2019年ゴールデンウィークは10連休となりました。

皆さんは何処に行きますか?どんな計画ですか?・・・でも・・・私達、医療従事者は無理ですかね?
でも、せっかくだし、部署で相談して、出来れば、皆さん交代で連休(2連休)して、楽しみましょう。

そして・・・もうひとつ、4月1日、新元号が「令和」と発表されました。 出典は日本の古典、万葉集だそうです。 この「令和」という2字のうち、「令」は元号で初めて使われた漢字とのことです。 「和」は「穏やかな・・・争いのない・・・」という意味があり、これまでも元号で19回も使われている一方で、「令」は、元号で初めて使われた漢字だそうです。
「令和」には、人々が美しく心を寄せ合う中で新しい文化、新しい時代を切り開いていく、という思いが込められているとの事です。

また、麻生財務相が、この時期に新紙幣を20年ぶりに刷新すると、発表されました…と、言われても2024年頃だとか・・・何で早く発表されたんでしょうね。
新しい時代に、新しいお金、これからの病院を支えていく、若いスタッフに是非、頑張って頂きたいと思います(ちなみに私はもう直ぐ定年ですので・・・)

この写真は私の大切な孫です。9月にお兄ちゃんになります。かわいい妹が出来るそうです。

看護部 粟田

2019年4月10日水曜日

第232回 62cm

 2012年春に僕からスタートを切ったこのシリーズもとうとう8巡目に突入しました。継続は力なり、と言いますが、まあそれぞれが自分勝手に好きなことを書く,と言うスタンスが長続きの秘訣でしょう。それでは、いつもに増して勝手な事を書き綴りたいと思います。

 さて、62cmとは何か?これは実は僕の頭囲の実測値です。最近では皆さん小顔になり、日本人男子の平均は57cmあたりでしょうか?スレンダーな女性のウエストがだいたい60−65cmあたりかな?モデルさんなどの「公表値」は大体実測+5cmくらいと踏んでいますが、(こういうのもハラスメントか??) あの「風と共に去りぬ」のヴィヴィアン・リーのウエストは49cmだったそうです!驚異的ですが、実際の画像を見ると納得しますね。そこでこの62cmはそれよりも13cmも大きいのですから、かなりの巨頭です。ま、チコちゃんには負けますが・・・。

 それではここからようやく本題、「被り物」のお話しです。僕は若いときから帽子が好きでしたが、こういう事情(巨頭問題?)のため、なかなかfitする帽子がなく、昔はnet shopping等もありませんでしたので、気に入る帽子を被ると言うことは不可能でした。それが最近になってnet上で調べてみると、ちゃーんとあるではないですか、62cmが。ただし、やはりXXLなどというちょっと恥ずかしいようなサイズ表記です。それにもめげず、去年の10月頃にふとした出来心で、ネットでフェルトの中折れハットを買ってしまいました。ハンフリー・ボガートなどが被っていたあれですね。ボルサリーノという超一流の老舗のお帽子を買ってみると、持った瞬間その軽さに驚いてしまい、被った時の積極的な気持ちよさは今まで経験のないものでした。でも、これを被って「世の中に出る」のはなかなか勇気がいることです。

 というわけで、そこからすこし被るのにハードルの低いのを探して帽子遍歴開始。まずハンチング(鳥打ち帽)を、前後逆に被る、”back to front”っていうやつから。ツイードやフェルトでなかなか良い感じです。メーカーはイギリスのKangolなどなど。そして遂にベレーにたどりつきました。先のKangolのミリタリーベレーから、伝統のバスクベレーへ。フランスとスペインの接するあたりにあるバスク地方に古くから伝わるバスクベレーは、頭を覆うという機能がシンプルそのものでとてもしっくりきました。調査開始してすぐ、1800年代からあって、伝統を守っているメーカーとして、フランスのLaulhere(ローレール)とスペインのErosegui(エロセギ)の2社が判明。61cmのXLでうまくfitすることが分かり、フェルトの黒と茶、更には春夏も使えるコットンニットバージョンなどなど、次々にポチしてしまいました。(←家内あきれる)

 今では、頭に何も被らずに外出するとなんだかしまらない気がして落ち着かない、という境地に達しています。ただ、ベレーのかぶり方の基本として、そのまますっぽり被ると、ほらほら、まるでキノコあたまのようなおかしな状態になってしまいます。両手で内側をぐっと拡げて前から深く被り、ぐいっと(男らしく??) 後ろに倒し、さらに右か左をぐいと引っ張って下ろし、ななめ10度から15度くらい傾けて完成。さっそうと冬空の元に出て行くわけです。右を下ろすのがイギリス式、左を下ろすのがフランス式などとうんちくをとなえつつ、今日も上機嫌で仕事に向かいましょう。
病院長 武田(内科)