2020年10月30日金曜日

第270回 自宅でも楽しめる私の趣味

 

いつかは…と思ってはいましたが、突然来ました井戸端情報の原稿依頼!

それも、締め切りは2日後…という条件つきで!!  

 

…ということで、今回仰せつかりました施設管理課の古川と申します。

趣味の「旅行」か「カメラ」から題材を…と思いつつも、コロナ禍の現在では

外出もままならないので、自宅でも楽しめる趣味のひとつを御紹介したいと思います。

 

 その趣味とは、「書籍やWebでめぐる建築物探訪」です。

 建築物は、利便性・安全性・快適性など最低限満たすべき条件等多々ありますが、時代により様式(例:パリの地下鉄駅出入口が代表例とされるアールヌーボー様式など)が変化しながらも、毎年生み出される大きな美術工芸品です。

 また、建物には建築家の個性や思想も強く現れていますので個々の好みにより好き嫌いがある事と思います。

 ちなみに、私は東京駅のような「辰野様式(辰野金吾氏やその弟子による建築)」や村野藤吾氏、黒川紀章氏の作品が特にお気に入りです。

 


  (東京駅)  


  
(中銀カプセルタワー)

広島現代美術館) 

(ひびき銀行)


実際にその建物を見学できれば良いのですが、もともと期間限定公開であるものやコロナ禍での自粛により「今は見学出来ない建物」や建物の老朽化等で取り壊しされるなどで「見学が不可能となった建物」も数多くあります。

しかし、新旧問わずテレビドラマ等で登場した建築もあり、映像からその建物を捜したり図面集(*)から、往時の姿や関係者の期待感等を想像するのも楽しいものです。

 

建物探訪という共通趣味のある妻と一緒に映像や書籍で建物を調べつつ、以前のように旅行できる状況となった時には、最初にどこを訪問してみるか思案している今日この頃です。

 

* 先日、『丸の内建築図集1890−1973 三菱地所設計創業130周年記念』という書籍を購入しました。図面ばかりなので、万人受けはしないかと思いますが。


施設管理 古川

2020年10月20日火曜日

第269回 きゅうりを育てたかっただけなのに

 

この夏、我が家では初めてのきゅうり栽培をする事に。きっかけは、ある人の「きゅうりの苗いる?」の一言。深く考えていなかった私は「いる!」しかし、もらってはみたものの栽培方法が分からない私は、旦那と娘と共に「きゅうりの育て方」をネットで検索。一通り確認し「いざ菜園場へ!」

 

ああでもない、こうでもないと言いながら支柱を立て、ネットを張り、苗を植え、水をやり。「よし!これで準備完了!」あとは水やりと追肥、摘芯をすれば大きく育ってきゅうりがたくさん実るはず!そう思いながら苗が育つのを待つことに。

 

こうして始まった我が家のきゅうり栽培。ツルが伸び、葉っぱが大きくなり、花が咲き。日に日に育つきゅうりの苗。しかし、「この葉っぱこの花きゅうりに似てはいるけど何か違うような。」そんな違和感を抱きつつ見守っていたある日、花の下に小さな丸い物体が。「おっ!実がなった?!」家族でその実が育つのを待っていましたが、感動も束の間、その実がそれ以上大きくなる事はありませんでした。その後も小さな丸い実は、なっては枯れ、なっては枯れを繰り返し、いっこうに育つ事なく、ついに葉も花も枯れてしまいました。「結局なんだったんだろう。」葉っぱと花の違和感と育つ事のなかった小さな丸い実に悲しさだけを残し、我が家の初めてのきゅうり栽培は終わりを告げました。

 

そんなある日、知り合いの畑にお邪魔した時の事です。そこにはなんだか見覚えのある作物が。「アッ!あの葉っぱ!あの花!」違和感を抱いていた我が家のきゅうりと同じ物。そして、そこになっていた実を見たとたん「!?」家族で顔を見合わせ目が点に。そこには丸々と育った大きな“かぼちゃ”が。そう、我が家が“きゅうり”だと思って育てていた作物はなんと“かぼちゃ”だったのです。そして、それが分かったと同時に今まで抱いていた葉っぱと花の違和感は納得に変わり家族で大笑い。今回は失敗に終わったきゅうり栽培でしたが、来年こそはちゃんと“きゅうり”を育てようと思います。

 


                                看護部 後藤