2019年9月30日月曜日

第244回 氷川丸について

今回初めての投稿になります。
何を書こうかと迷いながら過去の写真を振り返っていると
以前、リフレッシュ休暇を利用して行った横浜・鎌倉旅行の写真が出てきたので
その時のことを書きたいと思います。
弟が横浜へ転勤になったので、弟がいる間に横浜へ遊びに行ってみよう!
というわけで、母と2人で行ってきました。

鎌倉の大仏、鶴岡八幡宮、横浜中華街…など、人気の観光地に行ってきたのですが、
なかでも印象に残ったのが、中華街近くの山下公園に係留されている【氷川丸】という船です。


氷川丸は、国の重要文化財に指定されており、1930年に日本郵船が竣工させた貨客船です。
始まりは、北米航路シアトル線として多くの著名人が乗船し、太平洋戦争時代では病院船、戦後は復員兵の輸送船として、その後はシアトル線として復帰し、1960年の最終航海まで、多くの人々を乗せた、とても歴史ある船です。

病院船時代は船体を白色に塗り替えられ、側面に緑色のライン、赤十字のマークも塗装され、戦地で負傷した人を収容して、治療や検査をしたり、防疫、軍艦や戦地へ医療品を運んだり、亡くなられた方の火葬等…と様々な役割を果たしてきたそうです。


病院船時代の模型も展示されていました。

 ちょうど見学した時期に病院船時代のパネル展が開催されていたので、
検査室・X線室、手術室…など当時の貴重な写真を見ることが出来ました。


次は客室の写真

窓の下にきれいに折られた毛布が見えると思いますが、これは、給仕の方が、毛布を花や植物に見立てて折りたたんだ「飾り毛布」というもので、乗客にとても喜ばれたそうです。
私は普段、船に乗ることがないので、この飾り毛布のことは初めて知りましたが、現在でも受け継がれているそうなので、見たことある方もいらっしゃるのではないでしょうか。


一等特別室

チャップリンなど様々な著名人が利用されたとのこと。ここにも飾り毛布がありますね。


そして最後は船の心臓部とも言える、機関室。


ディーゼル発電機も当時のまま見ることが出来ます。
 


写真を見ていただくと分かるように、内部はとても複雑な造りになっており、
「あの時代にこれだけの船を作り上げるなんて…すごいなぁ」と、ただただ圧倒されるばかり。
そして、波乱の時代を駆け抜けた氷川丸にも、込み上げてくるものがありました。

載せている写真以外にも船内には操舵室や船長室、社交室、モールス信号の体験が出来たり…と、興味深いものが沢山あります。
入場料300円なので、横浜に遊びに行かれた際には、是非、行ってみて下さい。
とても見応えがありますよ。

最後に…
宿泊したホテルのあるランドマークタワーからの夜景をどうぞ。
  

医事課 瀬尾

2019年9月20日金曜日

第243回 我が家のセラピー犬(今回で3回目の投稿になります)

我が家には今年の11月で13歳になる愛犬がいます。(人間年齢では68歳)
犬種はパピヨン。7歳を過ぎると「シニア犬」と言われ、最近では、白髪が混じり、大好きな散歩とドライブ以外は、寝ている時間が増えてきました。



今年も「人気犬種ランキング2019年」が発表されています。
ランキング1位は10連覇の「トイ・プードル」。2位は「チワワ」。3位は「体重10キロ未満のMIX犬」で「チワプー(チワワ×トイ・プードル)」や「マルチー(マルチーズ×チワワ)」。いわゆる雑種ではなく、人気犬種同士のハーフです。やはり小型犬が圧倒的人気です。残念ながら「パピヨン」は、18位でした。
パピヨンとは、フランス語で「蝶」という意味です。その名のとおり蝶が羽を広げたように、大きくて美しい飾り毛のある耳が最大の特徴です。
丸い頭に離れてついた大きな立ち耳。ビー玉をはめ込んだようなつぶらな黒い瞳と真っ黒な鼻。どこかチワワに似ていているので、たまにチワワ(ロングコート)に間違われることもあります。



「Dogs Are man’s best Friends」(犬は人の最良の友)と言われ、人間の気持ちを理解する能力を非常に高いレベルで持ち合わせているとか。そして、犬とお互いに見つめ合うことで愛情ホルモンが出ると研究でわかっています。そのホルモンは“オキシトシン”という母子の絆を形成するホルモンで、心を癒したり、体の痛みを和らげたりする働きがあります。

傍にいて日々の疲れた心を癒してくれています。(*^_^*)

だんだんと伸びている犬の寿命ですが、犬の寿命が人間よりずっと短い分、老いも早くやってきます。なるべく早く老化のサインに気付いて、状況に合ったケアをしてあげ、一日でも長く元気で傍にいて欲しいと願うばかりです。

 看護部 前原