2022年5月20日金曜日

第297回 小さなおもてなしと癒し

 


先日、実家の母親が、骨折で入院しました。
「私が、台所にいたのに…」と、申し訳なさ、悔しさで落ち込んでいました。

数日後、病院に書類を届けに行き、どうしてかすぐ家に帰る気持ちになれず、帰り道に長女の家に向かいました。

長女には、28ヶ月になる娘がいます。数か月前までは、あまり言葉が出ず、内々心配していましたが、ここ最近急に言葉が多くなり、驚いています。

長女とTVを観ていると、孫が「こっちに来て。こっち。」と二階に上がる階段に誘導。

おもちゃの鍋、野菜、皿、スプ-ン等を使い、料理を作る真似をし、私に食べさせてくれました。また、「ここに寝て」と自分のお昼寝の布団に、ぬいぐるみと一緒に寝かせようとします。人の前を通る時は、「どうも、どうも」と手を振りながら通ります。



そろそろ帰ろうと思い「ちょっと、トイレに行こう。」と言いながら、トイレに向かっていると、一緒に付いて来ました。どうするのだろう?と思っていると、私の前を歩き、トイレのドアを開けて、「どうぞ~。」と手で誘導してくれました。


2時間位の滞在でしたが、28ヶ月の孫と一緒にいただけで、とても癒された気分になりました。孫からすれば、私のことを、遊び相手と思ったのか、お客さんと思ってくれたのかわかりませんが、癒しの時間でした。


28ヶ月の小さな「おもてなし」

では、私が、職場・患者さん・ご家族に気遣いある言葉・対応・おもてなしができているか?相手を気遣った言葉・声掛けで受ける印象が変わります。自分を振り返り、努力していこうと思います。        

 

南二階 藤原 百代