2019年2月20日水曜日

第227回 ほね

 「前回、いつ書いたかなぁ」と振り返ってみると、もう3年たっていました。あの時1年生だった娘も、4年生です。未だにあのときの鹿の一件は、誰からの目撃情報もないままです。

 で、今回何を書こうかと考えています。
 最近、参加した研修会でのお話をしましょうか。
 私は、15年維持している資格があります。その資格は、5年ごとに更新手続きが必要で、研修会参加やレポートなど課題があります。元々、夏休みの宿題を最終2日間でやり遂げていたものなので、計画立てて研修会参加をしているわけでもなく、「更新ですよ」と連絡が来ると、着火し爆発的に参加し始めます。一昨日も出雲まで行ってきたところです。その研修会での話をしてみましょうか。

 「骨粗しょう症」についてです。「25歳時より4cm以上の身長低下は椎体骨折を起こしている可能性が高い」と聞きました。TVでも、女優の桃○か○りさんがCMをしている「あれか~」と思いました。そういえば、最近母のつむじを見る私の視線が下がってきたなぁ。2年前頚椎の手術を受けたとき「1cm身長を伸ばしといたから」なんて主治医に冗談を言われたときは、もっと高かったかも。確かに背中が丸くなってきたと感じます。皆さんはどうですか?

 「骨粗しょう症」ってどんなものか知っていますか?骨はかたいもので、一回できると一生そのままのようなイメージがありますが、実は、新たに作られること(骨形成)と溶かして壊されること(骨吸収)を繰り返しています。骨粗しょう症は、このバランスが崩れることでおこり、骨がスカスカになってきます。だから、健康診断で大丈夫と言われたことがある人でも、骨粗しょう症になるリスクは持っています。「ひとたび脆弱性骨折が生じると同じ部位の骨折だけでなく、身体の他部位の骨折リスクも上昇する」と言われていますので十分注意していきたいですよね。
 骨粗しょう症は予防が大切な病気で、骨密度のチェックなど健診を受けたり、食事に注意したり、また転倒する原因を取り除くことも大切です。転倒する原因を取り除く、それは「家の中を片付ける」です。新聞紙、買い物した時のナイロン袋などが足元に転がってないようにです。運動も、日光浴も効果的です。日焼け⇒しみ、そばかすが気になる女子の方も、たまには手の先でいいですから、日に当たりましょう。

 運動を紹介します。


開眼片足立ち
目をあけたまま片足で立ちます。テーブルにつかまりながら行ってもかまいません。
骨が強くなり、転倒防止効果も高まります。
背筋を伸ばすストレッチ
壁から20~30cm離れて立ち、壁に両手をつけてできるだけ上の方に伸ばします。



 この世に生を受けてから半世紀を過ぎた自称28歳の私は、小学4年生の娘と休日にバドミントンを1時間~1時間半しています。足元がもつれることもあり、転倒、骨折にひやひやしながら頑張っています。



看護部 土路生