2014年2月10日月曜日

第66回 「ポール・マッカートニー来日の記事を読んで」

昨年11月ポール・マッカートニーが来日しました。

その時の様子をある作家が雑誌に書いてたんですが、この作家は中学1年生の時からビートルズのファンだけど、ポール・マッカートニーのコンサートを見たのは今回が初めてだそうです。

内容は東京公演の様子だけでなく、ポール・マッカートニーという人のことを

「完全なマイペース人間で、日本人で例えるなら長嶋茂雄みたいな存在」

であるとか、

「本国イギリスでは”変なおじいちゃん”扱い」

であるとか、読みながらフフフと笑えるものでした。

今回11年ぶりの来日で、ポールももう71歳、日本に来るのもこれが最後だろうという予感があって、見に行ったんですって。

「人間、50歳を過ぎると”もしかすると、これが最後?”がやたら多くなるんですよ」

と書いてるんですが、これを読んで、

「そうなんだよな~」

と思ってしまいました。

私の好きなバンドにシカゴというバンドがあります。

このバンドは結成が1967年、レコードデビューが69年、もう数年で結成50周年という息の長いバンドです。

私が聞くようになったのが71年の春ですから43年の付き合いになります。

いまだに結成当時からのオリジナルメンバーが4人いますが、彼らの年齢も60代後半で、いつまで続くかな、来日公演があると聞くと今回が最後かなと思ってしまいます。

ただ、ポールと違うのは、彼が今回11年振りにやってきて、ビートルズ時代も含めて4回目の来日公演だったそうですが、我らがシカゴは今まで13回来日しており、2000年以降でも5回日本にやって来てます。

昔、音楽雑誌で「ツアーに出るのが好きなバンド」という記事を読んだことがあるんですが、今でもまめに国内外のツアーに出てるんです。前回が2012年10月に来日しましたから、今年はそろそろやって来るかな、それとも来年かなと期待してるんです。

ただ前述のように高齢者バンドで、オリジナルメンバーのひとりは国内のツアーには出ても、海外のツアーには参加していません。

心臓が悪いとか、なんとかという記事を読んだ記憶があるんですが。

こんなバンドですから今度彼らが来日すると聞いたら、「また来るのか」と思いつつも、やっぱり「ひょっとするとこれが最後かな」と思いながらチケットを買うんだろうと思います。

ポール・マッカートニー来日の記事を読んで思ったことでした。

泌尿器科医長 志田原