2022年1月12日水曜日

第293回 とんど

 

令和4年が始まり1月ももう半ば過ぎましたが、息子の幼稚園で「とんど」がありました。福山市でもコロナ陽性者が増加傾向にあるなかでの開催には賛否あるところですが、きちんと感染対策をした上での開催なので、自粛続きの子を持つ保護者として貴重な行事開催はありがたいです。

さて「とんど」ですが、私が少年時代のころ町内会の行事として慣れ親しんだものですがどんな意味があるのか調べてみました。

とんどは、1月の小正月(115日)に行われる行事で、竹などを大きく組み上げ、そこに、その年の正月に飾った門松やしめ縄、去年の御札、破魔矢などを持ってきて燃やします。

また、書き初めで書いた紙を持ってきて焼き、その時に紙が高く舞うと字が上手になると言われており、その火で餅を焼いて食べたりします。

元々、正月に神様が宿ったものをお焚きあげしてお見送りするという古くからの信仰がありましたが、火は古くから霊験があると信じられてもいて、炎に無病息災・家内安全を祈ることと繋がったようです。

 

前年から、新型コロナウイルスの感染拡大が私たちの生活に大きな影響を与えて続けています。今年こそは、新しい芽が「成長する」、新しい日常が「始まる」年になって欲しいと祈っています。

事務部 出原