2021年4月20日火曜日

第275回 子ども達との時間

 

 私は4歳と2歳の2児の母です。元気いっぱいでおでかけ大好きの子ども達に新型コロナウイルスによる外出自粛は突然やってきました。夏は自宅内で過ごす事が多かったですが、暑さが和らぎ秋へと季節が変わり、気候が良くなった為近所に散歩に出かけた時の事です。

 散歩コースは下の子が赤ちゃんの時から歩いている“いつもの道”です。散歩をしていると、道端にはススキやネコジャラシ(調べてみたところ正式名称はエノコログサというそうです)が生えていたり、ドングリ等の木の実が落ちていました。子ども達とネコジャラシでくすぐりあったり、木の実を拾い集めながら散歩を楽しみました。「秋だなぁ」としみじみ感じました。4歳の長女は道中の看板や車のナンバーに覚えたてのひらがなを見つけると読んでくれて、「こんな所にこんな事が書いてあったんだ」と新たな発見もありました。2歳の長男は、小さい頃はベビーカーで散歩していた道をしっかりと自分の足で最後まで歩きました。

 最近、毎日が慌ただしく過ぎていき、道端の草花や木の実で季節を感じたのはとても久しぶりでした。歩き慣れた“いつもの道”も子ども目線でいろいろな発見があり、子ども達の成長を実感し、とても癒された散歩でした。

 こんな時だからこそ、『季節の移り変わりを楽しむ』『子どもの成長をしっかりと目に焼き付ける』そのような過ごし方をしていきたいと思った出来事でした。


東館2階病棟 益成