2019年7月30日火曜日

第240回 地域包括ケア病棟研究大会に参加してきました!

7/27(土)に第5回地域包括ケア病棟研究大会が東京で開催され、当院からも医師1名、看護師1名、PT2名、MSW1名で参加してきました。

今回のテーマは「地域に寄り添う医療・介護連携のあり方~福祉・介護行政の関わりを考える~」でした。
シンポジウム、パネルディスカッションに加え、全国の地域包括ケア病棟を有する病院から日々の取り組みを発表する機会もあり、当院からも医師、看護師がそれぞれ演題を発表させていただきました。

さまざまな方の講演の中でも、特別講演として、諏訪中央病院名誉院長 鎌田 實先生の講演がありました。鎌田先生は30年前から「地域包括ケア」という言葉を使い、医療・看護・介護と、住民との関係を考え実践されてきた方です。そのなかで鎌田先生はその人が最後までにこにこ笑っていられるかを支援することが私たちの役割だと話をされていました。制度の枠の中だけでなくその人らしさにこだわった先生の実践はとても心に響く講演内容でありました。

今後、日本は急激な人口構造の変化が予想され、今までの制度では対応できない状況が考えられます。そのような状態に対応しつつ、その人らしさが尊重されるような社会となるよう病院職員としても、一個人としても考えていかなくてはならないと思いました。

1日ではありましたが、とても有意義な出張となりました。このような機会をいただき感謝しています。



東京駅はいつ見ても素敵です!オリンピックのカウンターも365日を切っていました!
医療福祉相談室 瀬尾