2016年5月11日水曜日

第144回 「潮干狩」

最近、この時期になると毎年一度は潮干狩に行っている。
ひたすら砂を掘ってあさりを探すだけなのだが、なぜか楽しい。宝探しをしているような気分なのだろう。

私は、兵庫揖保郡の生まれで、子供の頃は新舞子という瀬戸内海に面した潮干狩場に時々連れて行ってもらいました。ここは大きな潮干狩場で、船で貝を撒いていて、皆がある程度採れるよう取り計らってくれているようです。
一昨年、久々に新舞子に行ってみました。わざわざ高速道路を使って2時間かけて行ったのですが、あまり採れず、食べる段階では3分の1が死んでおり、残ったあさりもあまり美味しくなく非常に残念な結果でした。(しかも、ギックリ腰になるというおまけ付き)。

今年は近場で検索すると、向島(尾道市)の他に、内海町(福山市)の内海大橋を渡ったところの田島でもできることが分かり、先日家族で行ってきました。干潮の一時間半前を目安に向かいましたが、既に狭い側道にたくさんの車が路駐していました。やや出遅れ感を感じながら、意気込んで宝探しを始めましたが、なかなかあさりが見つかりません。見つかっても小さめばかりで、場所を変えたりもしてみましたが、残念ながら小さいあさりしか採れませんでした。あっという間の2時間半、パチンコで勝てなかったようなモヤモヤした後味の悪さが残りましたが、妻はあまり期待していなかったようで、思ったよりたくさん採れたと喜んでいました。

連休の最終日だったので、その前に採り尽くされていたようでした。ここが天然の潮干狩場の残念なところです。砂抜きをして、(小さい中でも)小さいあさりはお吸い物に、やや大きめのあさりは酒蒸しにしていただきました。身は小さくてもその弾力と風味はなかなかのもので、天然ならではのお宝ではありました。

必要なものは、熊手、スコップ、バケツ、網くらいです。
潮見表で適切な時間を確認して、行ってみてはいかがでしょうか。

手術室部長 花畑(外科)