2018年12月20日木曜日

第222回 免疫力アップに向けて

免疫力アップに役立つと言われているナチュラルキラー細胞(NK細胞)について調べてみました。
人間の体内には、癌細胞を撃退し、その発生を予防するハンターが存在し、それがNK細胞です。

健康な人たちの身体でも、癌細胞が毎日発生していると言われています。それでも癌を発生せずにいられるのは、NK細胞が体内を巡回して、異常のある細胞を見つけると攻撃してくれるからだそうです。このNK細胞が活性化すると、癌細胞はもちろん、インフルエンザ感染細胞など、体内の異物を徹底的に攻撃するため、免疫力がアップします。

NK細胞を活性化するためには、
①笑うこと(会話、テレビ、劇場、ライブ、好きなことをする、美味しい物を食べる)
②常に笑顔を心がける(口角を上げる)
食材としては、ブロッコリーに含まれるブロリコという成分がNK細胞を活性化する働きがあります。

また「笑い」の効果は、NK細胞の活性化以外に
①脳の活性化
②自律神経を整える
③ストレス解消
④血圧を整える
⑤プラス思考になる
⑥鎮痛効果
⑦心臓や肺の活性化  があります。

いざ自分を振り返ってみると、職場とプライベートの時間の切り替えができていない、努めて「笑顔」になることができていないように思います。
頭では、「笑顔は、NK細胞を活性化し、癌細胞をやっつける」とわかっていても行動が伴っていないですね。

でも、かれこれ10年位、自分にとって楽しい菜園をしています。時間が許せば、何時間でも、朝から夜薄暗くなるまで時間を忘れて。
現在は、なかなかできなくて、週に1回位になっていますが、野菜がどうなっているか気になり、行くとホッと安心します。
(ワイルドストロベリー)(テッセン)
(12月現在のスナックえんどう)(まるで足のような形の大根ができたよ)

自宅で元気に咲いたワイルドストロベリーとテッセン、畑で育てた野菜です。
ワイルドストロベリーは、人にお裾分けをすると、もらった人が幸せになれる、幸せを呼ぶ?と聞いて、たくさん育てて10人以上の方にプレゼントしました。
以前あるお宅を訪問した時、プランターに可愛く、勢いよく育っていました。まだ、お店ではあまり出回っていない頃で、感動と羨ましさで、ワイルドストロベリーのことを褒めまくりました。すると、分けてあげましょう、と言って頂き、とても嬉しくて大切に育て始めたのがきっかけです。
「なんて図々しい私」と思うより、嬉しさと感動の方が強かったです。

この大根は、畑の土の中の小石が邪魔して、先が5つに割れてしまった失敗作です。
野菜作りは、育てる、成長を見る、食べる、人にお裾分けする、そして人から頂く楽しみがあります。

皆さん、趣味を生かして楽しく、そして努めて笑顔を作り、ストレス、病気を吹っ飛ばしましょう。

看護部 藤原(も)

2018年11月30日金曜日

第221回 雑貨の話

こんにちは!新人管理栄養士の黒瀬です。
最近、クリスマスも近くなってきて、街も煌びやかになりました。
この時期は、私も家を飾りたくて雑貨屋に行くことが多くなります。^^
今日は、とある変わった雑貨の話をしたいと思います。


今年、姉の家に冷蔵庫を住み処とする、ある生き物がやってきました。

その生き物は、アザラシの形をしていて、日本語を話します。
ちなみに、広島弁を話します。(笑)

冷蔵庫を開けると、「待っとったんよ~」とか、「うちのこと、どう思っとるん?!」などと、とてもなれなれしく話しかけてきます。

調子の良い日は、たまにカープも歌ってくれます。


見た目もとてもかわいくて、真っ白な体にブルーの帽子をかぶっています。

でも冷蔵庫を開け過ぎると、「寒いけぇ、はよ閉めてや!」と怒られてしまいます。(笑)
頭を押さえると、ゲップをすることもできるんですよ^^


姉は4年以上、一人暮らしをしているんですが、とても寂しいらしく、雑貨屋でみつけて買ったそうです。

私も姉の家に2ヶ月ほど住んでいた時期があり、冷蔵庫を開けるたびに色んなことを話してくれるので、実家に帰ってからは少し寂しくなってしまいました。
疲れて帰ったときなどは、「疲れたじゃろ?はよ寝んちゃい!」と言ってくれるので、とても癒されてました。


実家用にも買おうかな・・・と今、悩み中です。(笑)
動物の種類も様々で、方言によって、帽子の色も違うみたいです。声も違うんですよ!

雑貨屋にいるみたいなので、よかったら皆さんも見てみてください!
栄養管理室 黒瀬

2018年11月20日火曜日

第220回 病気になって考えたこと



私は3年前、病気で岡山大学病院に入院しました。
入院中は、身体的にも精神的にも本当に苦しい思いをしました。
当時は「もう職場復帰はできない」等の思いもありましたが、現在は安泰な時が維持できております。

入院を経て
「身体的な痛みから解放されたこと」
「周囲の方々へ感謝の気持ちが増大した」
「医療・医師・看護師の重要な支えを再認識した・医療者の人間性を感じた」
「職場や友人の支えに感謝の気持ちが増大した」
「家族の支えの大きさを実感した」
「後輩に看護のことをもっと伝えたいと思う気持ち」等を感じています。

入院した時は「病気は落ち着くのだろうか」と心細い不安定な気持ちでした。
個室のため、一人でいることの寂しさや孤独を感じていましたが、看護師さんに話をするだけで不安は軽減しました。看護師が果たす役割は大きいものがあると思います。
しかし、忙しく働いている看護師さんに話かけることはためらいが強かったのが事実です。多忙な看護師さんにとって、業務を滞りなく成し遂げながらメンタル面への配慮を行うことは、大きな課題の一つであるのではないでしょうか?

痛みが強く身の回りことが自分ではできなくなり、清拭などのケアを、素早く、羞恥心を配慮して行ってもらったことにより、改めて看護師の存在の大きさ・重要さ等を味わった期間でした。

病気にはなりましたが、医師・看護師を心底信頼でき、人間性に魅かれたこと、複数回にわたる説明できっちり情報を得られたこと、インターネットで情報を得られたこと、自己決定したこと等、良かったと感じたことが多くあったため不安の要素が少なくなったと思います。

今は、痛みなく普通の生活ができることに感謝する毎日です。
多くの専門職の方々の知識・技術・人間的魅力や、職場や友人の支援、家族の支えがあったからこそ乗り越えられたのだと、ありがたく思っています。
          看護部 持田

2018年10月30日火曜日

第219回 シルク・ドゥ・ソレイユ

こんにちは!新人ソーシャルワーカーの迫田です。
初めてブログを書かせていただきます。

少し前ですが、大阪へ、シルク・ドゥ・ソレイユを見に行きました。
ご存知の方も多いと思いますが、シルク・ドゥ・ソレイユはカナダを拠点とするサーカス集団で、日本にも度々公演に来ています。
2018年度版は日本人のダンサーも1人いるそうです。

CMでよく流れていたので、いつか行きたいと思っていたのですが、今回チケットが入手できたので行くことができました。
私は勝手にどこかの劇場で静かに演目をやるのかと思っていたのですが、 会場には大きなテントがいくつか設置され、その中でグッズの販売や飲食物の販売も行われていて、まさにお祭り状態で驚きました。

公演は期待以上に素晴らしかったです。
人間があんなに高く飛べるのかというほど飛んでいたり、骨がないのではと思うほど体を曲げたり、歌ったり踊ったり笑ったりで、あっという間の2時間でした!


公演後、折角大阪に来たので名物でも食べて帰ろうという話になり、粉物は良く食べるので、今回は粉物以外の大阪名物を食べたい!ということで、肉吸いを食べて帰りました。
「千とせ」というお店に行ったのですが、とても混んでいて1時間行列に並びました。
昔ながらの風情あるお店で食べた肉吸いはとてもおいしかったです。
調べたら大阪にはたこ焼きや串以外にもまだまだ名物があるみたいなので、今度訪れた際、色々行ってみたいと思います!
地域医療福祉支援センター 迫田



2018年10月20日土曜日

第218回 城巡り

1回目、2回目の記事は音楽に関する事を書きました。
今回は何について書こうと考えた結果、趣味である城巡りについて書くことにしました。

実は小さい頃から歴史が好きで(特に日本史の戦国時代、幕末)、親に歴史漫画を買ってもらい熟読していました。母親に「野口英世」の漫画を買ってもらったのを覚えています。特に好きな歴史上の人物は、「武田信玄」「毛利元就」「真田幸村」です。大河ドラマも好きで、左記の歴史上の人物は全て取り上げられ、全て見ていました。NHKで毎週日曜日夜8時放送中の「西郷どん」も録画して逃さず見ています。

さて、本題である城巡りの話ですが、これも小学生の時から近隣の城巡りに行っていました。特に好きな城は岡山県高梁市にある「備中松山城」で、最近行ったのも含めると5回は行った記憶があります。何が好きかと言うと、行く度に新たな発見があるし、見どころが満載だからです。
この備中松山城は、日本に現存する城の中で一番高い所にある城です。近くの展望台から雲海を見ようと沢山の方が観光に来ています。(まだ雲海を見た事はないですが) 雲海の何がすごいって!?とお思いでしょうが、雲の上にそびえたつ天空の城のように写るからです。イメージとしては「天空の城ラピュタ」です。
他にも石垣がすごいです。石垣は城(天守閣や櫓)の土台ですが、その石垣を見るだけでも見応えがあります。このお城は大河ドラマ「真田丸」のオープニングで出ていました。文章にしても分かりづらいので、行った城の写真を紹介します。


下の写真は現在の皇居ですが、もともとは江戸城です。(昭和23年1948年に江戸城から皇居へ改称)ここは東京へ研修に行った時に立ち寄りました。皇居の周りはテレビのニュースで聞いていた通り沢山のランナーが走っていました。徳川家康が築いた日本最大の城です。
左下の写真は、皇居正門石橋と伏見櫓で、右下は奥が富士見櫓で、手前が桜田巽櫓です。

江戸城(皇居)
次の写真は岡山県岡山市にある岡山城です。この日は晴天でお城も綺麗に撮れました。
近くに日本三名園の一つである後楽園があります。
近くからの岡山城天守閣と石垣
旭川と岡山城天守閣
そして、これが備中松山城です。下から見上げる石垣は圧巻です。
備中松山城石垣
圧倒されます!!
備中松山城
臥牛山(標高約480M)
これは島根県にあり国宝に指定されている松江城です。ここは中学生の時に親に連れて行ってもらいましたが、今回は逆に両親を連れて今年の夏に行きました。松江城は城自体見応え充分ですが、周りの城下町を歩いて回るのも見どころで、小泉八雲館や魅力あるお店が並んでいます。写真に載せていますが、城の周りにある堀の中を船(遊覧船)で巡れるようになっています。料金が高いので乗っていません。(大人:¥1,230 小人:¥610)
国宝 松江城天守閣
圧巻!!
松江堀川めぐり(遊覧船)
50分かけての船旅が楽しめます!!
最後は皆さんもご存じの福山城です。この福山城は、2022年に築城400年になるようです。先日NHKの「歴史ヒステリア」で福山城を築城した水野勝成について放送しており、すぐに録画しました。
我らが福山城

写真にはないですが、その他にも広島城、三原城跡(石垣だけですが見応えあります)、香川県にある丸亀城、愛媛県にある松山城、高知県にある高知城、兵庫県にある姫路城を巡っています。まだまだ行ってない城は沢山あるので、今後も趣味として城巡りを続けていきたいです。

看護部 森貞

2018年9月30日日曜日

第217回 巨大アナゴ!

はじめまして。新人薬剤師の大原です。
今回は友人と向島に釣りに行ったときのエピソードを紹介します。

仕事終わりに行ったので、夜9時頃開始。
開始早々20センチくらいのキスが釣れ、良いすべりだしでした。
しばらくすると、友人が「めちゃ重い!やばい!」と言い出したので、僕も手伝ってなんとか引き上げました。

こいつです。

巨大アナゴが釣れました。でか過ぎる...

家に持って帰り、

なんとか捌いて、

調理しました!

こちらです!

アナゴ丼、アナゴの刺身、アナゴの湯引き、アナゴの蒲焼です!
新鮮で油ものってめちゃ旨かった...
食べ終わった時は深夜2時を過ぎてました。疲れた...
ともあれ、こんな大物は初めてなので良い思い出となりました。

薬剤科 大原

2018年9月21日金曜日

第216回 島根の自慢話?

井戸端3回目で、またまた実家の島根の話です。

島根県邑智郡邑南町・・・昔は羽須美村でした。
自慢と言えば、特に何もないのですが、(羽須美の皆様、すいません)
三江線 宇都井駅は「天空の駅」と全国的にも有名で、私は自慢でした。

じゃ~ん!

しかし、何と! 2018年3月31日をもって、廃止になってしましました。
1日乗車人数、0~1名が続き、何度も話し合いがあったらしいですが、とうとう、廃止。
私の父の命日が、3月30日でして、2018年3月30日実家に帰りました。途中から、交通規制をされて、車を止められる状況でした。「この先に私の家があります」と通りました。
1975年から43年間、三次市に行くのも、川本町に行くのも三江線でした。
今、住民の皆さんはどうされているのかな?
三江線、ありがとう!

三江線が廃止となったので、次に考える自慢は、毎年5月21日に開催される次の日祭り(じのひまつり)です。傘鉾(かさぼこ)という大きな手作りの傘を各地域で作り、阿須那のメインストリートをみんなで練り歩き、賀茂神社に奉納します。
傘鉾の上には、その年に注目された人物を手作りします。傘鉾を引き回す時に、かなり揺れて、観客にもぶつかり、短冊が花吹雪のように散り、迫力がありました。
祭りの日は、阿須那小・中学生は、早めの終了となり、お祭りに参加していました。

そして、最後は、阿須那神楽です。じゃ~ん!!大・大好きです。
シャカシャカシャン!!

わかる人には、わかる・・・、思い出しただけで、胸がドキドキします。
小さい時から、公民館に父と観に行っていました。特に、八岐大蛇(ヤマタノオロチ)が大好きで、須戔鳴尊(すなのおのみこと)が刀を振り、天井の色紙が花吹雪のように散り、「キャー!!」ものでした。八岐大蛇の口から火を吐く火薬の臭いもまだ鮮明に覚えています。
須戔鳴尊は娘に姿を変え、娘を食べに来る八岐大蛇に強い樽酒を飲ませ、首を召し捕ります。最後は、神楽笛の音色と銅拍子のシャカシャカシャン!!で終わります。
また、ぜひ、観に行きたいです。
看護部 永久

2018年9月4日火曜日

第215回 井戸端情報に寄せて

もう何回目ですか?確か3回目のような気がします。

いつも旅行のことばかり書いているので今回は少し話題を変えて・・・と思って色々考えたのですが、これといって自慢できるものもなく、趣味???映画鑑賞?でもなくドライブ?確かに好きですが目的がないとねぇ、なかなか難しくて。と言って仕事ばかりしているわけでもありません。これは断じて言えます。

本当に唯一の趣味が「スーパー銭湯めぐり」ですかね?
「湯っくら」「ゆらら」「美福」「コロナワールド」「ぐらんの湯」「ぽっぽの湯」「ふれあい温泉」・・・ご存知の方は大勢いらっしゃると思いますが近隣のスーパー銭湯です。
それぞれに良さがあって「ここが一番」とはなかなか決められません。
その日の気分で出掛けて行きます。また、風呂屋でおなじみの人と話が弾んでということもあります。

しかし、ここぞというときには気合を入れて他県にも行きます。その中でもお勧めが
次の2つの日帰り温泉です。


1つ目は奥津温泉「般若寺温泉」です。ここはこれからの季節(もう少し先ですね)紅葉の頃がお勧めです。本当に紅葉がきれいで夜はライトアップもされます。


-川のせせらぎが聴こえる絶景の秘湯-




2つ目は、ここは本当に山奥の見渡す限り山・山ですが露天風呂でボーッとして
1日中過ごせます。癒し・・・なんですよ。


 -深呼吸が心地よい天空の露天風呂-
岡山県下で最も高い標高(700m)にある温泉。解放感抜群の露天風呂に浸かると、中国山地の美しい山並みを堪能できます。清らかな水と空気を感じ、ヒノキの香りと豊かなお湯で心も体も癒されます。
   
以上2つは私のお勧めですが、これ以外にもたくさんあります。
温泉好きな方は是非一度語り合いましょう。
「温泉同好会」(某TV番組)でも発足したい気分です。これからの季節は是非ゆっくりとお湯に浸かり自然に溶け込んでリフレッシュしましょう。

看護部 中村

2018年8月30日木曜日

第214回 MTでいこう!!

今の車は9割以上がAT車だ。なんと悲しいことか・・・
しかし、かく言う私もここ10年間はAT車のお世話になっていた。

結婚して家族ができれば、どうしても我が家の車として購入しなければならなくなるからだ。そしてMT車はめんどくさいとどうしても避けられてしまう。うちの嫁も免許証はAT限定でないのに、絶対にMT車には乗ろうとしない。“じゃ~AT限定でよかったじゃん”と思うが決して口にはしない・・・

免許を取って運転の楽しさを実感した若き頃、車は単なる移動手段ではなかった。運転そのものが楽しくて、目的もなく夜の街を何時間もドライブしていたこともあった。
しかし、結婚して子供が生まれ環境が変わってくるとそれにあわせて便利な車選びをしてしまう。
それもまぁ間違いではないがどうせ乗るなら楽しいほうがいい。“楽しい”と“楽”は全然違うのだ。AT車に乗っていると楽すぎてぜんぜん面白くないのだ。小学生にでも運転できてしまうほど簡単なのだ。実際に小さな子が車を運転してしまったニュースが時々流れる。
しかし、小さい子がMT車に乗って運転したというニュースはみたことがない。運転しようにもすぐにエンストして動かせないからだ。免許をもたず運転できるのはせいぜい豆腐屋のせがれくらいのものだ。

時代が変わればいろいろな機構が開発される。AMT!?中途半端すぎる。DCT!?左足がないてるよ。必要なのはサーキットを走る車ぐらいだろう。そして数々の安全装置。誤発進抑制装置!?AT車が普及したせいで必要になってしまった代物だ。自動ブレーキ!?運転楽すぎて集中力きれてるよね。どこ見て運転してるの??
世の中がMT車だけなら、こんな安全装置必要なかったであろう・・・

10年ぶりに購入したMT車☆


さぁ、楽しいドライブに出かけよう!
放射線室 開本

2018年7月31日火曜日

第213回 祝日

1996年に施行された『海の日』は制定当初7月20日だったが、2003年から7月の第3月曜日になった。ハッピーマンデー制度のありがたいこと、この上ない!

さらに、2016年8月11日、『山の日』がスタートした。学生にはちょっと残念かもしれないが、社会人にとって祝日が増えることは大歓迎のはず・・・。日本は国土の約7割が山地で、周りを海で囲まれているため山や海に畏敬の念を抱きながら生活し、それらの恵みに感謝しつつ、人々は自然とともに生きてきた。だから『山に親しむ機会を得て山の恩恵に感謝する』のが制定された理由。8は八の字が山の形に見えること、11は木が立ち並ぶイメージというふうに、山を連想させる数字だかららしい・・・。

現在の天皇陛下が誕生されたのは1933年(昭和8年)12月23日。ご高齢ゆえ2019年4月30日に生前退位されることが決定している。5月1日に新天皇が即位し、新元号に切り替わる。新天皇の誕生日は2月23日なので、1948年の祝日法施行以来、初めて天皇誕生日がない年、それが2019年とのこと。

新天皇は1960年生まれなので満58歳。私が新天皇より長生きすれば、昭和・平成・新元号・新新元号にわたり生きることになる(そんなに長生きしたいわけではないが・・・)。

そういえば、長男は『山の日』と同じ8月11日生まれであった。天運の持ち主なのか、はたまたお気楽なハッピー男なのか・・・? ただいま中学3年、いわゆる受験生であるが大丈夫そうに見えない。かくいう私も最近疲れやすく、よく物事を忘れる。大丈夫そうに見えないので、周りのスタッフがよく助けてくれる。

私も長男同様、頑張らないといけないようである。がしかし、もともと読み書きソロバンが苦手なうえに、白髪と老眼が進行中の身分。

どこかの大企業では、男性の育児休暇1ヶ月を義務化したとか・・・。みんなの幸せのために休みを増やせないものか? 例えば、誕生日3連休・特別休暇の適用拡大・リフレッシュ休暇増加などで休みが増えますように・・・、合掌。

リハビリ室 木村

2018年7月20日金曜日

第212回 みんなで源活しましょう!!

以前この井戸端で名探偵コナンが好きと書きました。
名探偵コナンは相変わらず好きで、今年も映画を観に行ってきました。
安室さんが好きな人はキュンキュンしたと思います・・が私は、どちらかと言うと赤井さん派なのです。(^_^;) 興味がある人はぜひDVDで観て下さいね。

そんな趣味が少ない私ですが、はまっている物があります。
それが『星野源』です。
今では知らない人はいないのでないか・・というくらい有名人ですね。
毎日朝から ♪おっはよ~世の中 🎶 とアイデアという曲が流れていますね。
彼はシンガーソングライターであり、俳優であり、文筆家であり・・3足のわらじを履いています。

私は高校生の息子の影響で、まずはシンガーソングライターとしての『星野源』を好きになりました。彼の曲は日常の生活を歌詞にしているものも多く、不思議と口ずさんでいたり、歌詞が耳にスッと入ってきます。言わずもがな今では国民歌となっている“恋”は誰もが知っていて曲が流れると恋ダンスを踊り始める人も多いのではないでしょうか!(^^)! その他にも沢山おすすめの曲があるのでぜひぜひ聞いてみて下さいね。
2017年は幸運にも2度ライブにも参戦することが出来ました。生源くんを拝みテンションMAXでした。今年は忙しくライブの予定は未定ですが、また参戦したいです!!

次に俳優『星野源』ですが、大人計画事務所に所属し舞台を中心に活動をしていましたが、少しずつドラマにも出演するようになりました。一番のはまり役といえば“逃げるは恥だが役に立つ”の津崎 平匡だと思います。毎週火曜日22時はムズキュンしたのを今でも
覚えています。疲れた時は“逃げ恥”のDVDを観て癒されています。
その他にも毎週金曜日22時“コウノドリ”の四宮 春樹医師も大好きでした。
最近は俳優『星野源』が見れなくて悲しいですが・・今2019年公開予定の主演映画の撮影をしているようで(*^^)v 公開を楽しみにしています。

最後に文筆家『星野源』ですが、AERAという雑誌に連載を書いたり、本も数冊出しています。私のおすすめは“蘇る変態”です。くも膜下出血で入院した時の闘病について赤裸々に語っています。看護師である私、特に脳卒中リハビリテーション看護認定看護師である私には、患者『星野源』のつらさや思いが伝わり、読みながら自然と涙が出てきたのを覚えています。機会があれば本屋で手に取ってみて下さいね。

とても魅力的な『星野源』をこれからも応援し続けます。みなさまも一緒に源活しましょう。
看護部 井上

2018年6月30日土曜日

第211回 ウォーキング大会参加

第44回50キロ福山夜間ウォーキング大会に参加しました。

2018年2月10日20時に福山市役所を出発し、ゴールである上下町を目指しました。タイムリミットは2月11日12時です。
芦田湖オートキャンプ場ではスタッフの方から豚汁のサービスがあり、小雪まじりの中で食べた豚汁はとても美味しくて元気をもらいました。 
八田原ダムを過ぎると、路面は凍結し、何度もリタイアを考えましたが、大会スタッフの温かい声援や励ましのおかげで、13時間かけて翌朝の9時にゴールできました。
参加人数は500人で、リタイア108人 完歩392人でした。
完歩最高年齢は80歳の男性でした。

凍結した道はとても危険でした


第31回瀬戸内倉敷ツーデーマーチに参加しました。

3月10日・11日の2日間あり、5キロ・10キロ・20キロ・30キロ・40キロのコースがありました。
私は、11日の倉敷市役所から鷲羽山までの30キロコースに参加しました。
1ヶ月前に50キロウォーキングを完歩できていたので、軽い気持ちで参加しましが、意外にしんどくて、リタイアも考えました。 
途中の旧野崎家住宅・熊野神社・デニムの街児島・瀬戸大橋の景色や歴史を楽しみながら歩く大会で、約6時間30分で完歩できました。
2日間の合計参加人数は10,596人でした。


旧野崎家住宅
旧野﨑家住宅(国指定重要文化財)は、江戸時代後期に大規模な塩田を開き、「塩田王国」を築いた野﨑武左衛門が建てた民家。約3000坪の敷地内には母屋を中心に7棟もの土蔵群が軒を連ねており、庭のあちこちに茶室が見られるなど、当時の勢いをうかがわせます。さらに土蔵の中では、塩づくりに関する歴史的な資料や江戸時代からの民具などを展示しています。


熊野神社
和歌山県紀州熊野本宮大社より、701年修験道の始祖役行者の高弟達が当地に祀る。全国に3800社余りある熊野神社で本宮の昔の姿をこの地のみに残している。神殿は重文、県の重要文化財が連立している。また日本唯一「いじめ除け」の神としての八尾羅宮も境内にあり広く信仰を集めている。


デニムの街 児島
アメリカ産まれのジーンズを日本で初めて国産化したのが児島の街です。


瀬戸大橋
1988年4月に9年6ヶ月の歳月をかけて完成しました。橋の長さは9,368mです。

施設管理課 伊達

2018年6月20日水曜日

第210回 旅行に行こう!

最近、小旅行を楽しんでいます。
雪の季節に友達と白川郷や上高地に行きました。

5月には主人と立山・黒部アルペンルートに行きました。
前日まで雨で天気が悪く心配しましたが、当日は晴天に恵まれました。
澄んだ空気と青い空、雪景色に心洗われる気分でした。
これまでは旅行と言えば車で出かけることが多かったのですが、新幹線や電車、バスの旅は、いろいろな方とお話しする機会もあり、車の旅行とは違い新鮮でした。
立山・黒部はケーブルカー、ロープウエイ、トンネルトロリーバスなどいろいろな乗り物を体験し、景色を堪能しました。
雪の大谷、黒部ダム、立山ロープウエイ、室堂、等々・・・。
1泊2日の強行スケジュールでしたが楽しい旅行が出来ました。

皆様も素晴らしい景色をご覧ください。
看護部 黒田

2018年6月10日日曜日

第209回 私の脳神経外科医としての歩みと脳卒中予防の重要性

 高齢化が進むにつれ、脳梗塞、脳内出血、くも膜下出血など脳の病気にかかる人が増加している。このような病気にかかると、多くの場合、認知機能障害、片麻痺、失語症などの重大な後遺症を残すため、予防に向けた取り組みが重要である。2016年春、鳥取大学医学部附属病院脳神経外科を退職し、社会医療法人社団陽正会寺岡記念病院(寺岡暉理事長)の脳神経疾患治療センター長に就任した。

 東京都出身で、子どものころは弁護士にあこがれていた。しかし文系より理系の成績が良かったため、法学部をあきらめて医学部の道へ進むことを決意した。「合格するはずない」と思っていた東京大学医学部に合格した。試験の出来も悪かったので、合格発表も見に行かなかった。すると別の学部を受験した従兄弟から「合格しているよ。」と連絡があり、漸く合格発表を見に行った。

 せっかく入学した東大だったが、最初の二年間は、教養についての授業ばかりで、自分には必要ないと勝手に判断し、ほとんど学校へ行かなかった。それでも興味のある授業だけは出席し、試験もきちんと受けるなどして、無事に進級を果たした。三年生からは真面目に通学し、外科医を目指すことにした。

 高校・大学ではサッカー部に所属。大学時代にはスキーにもはまり、本気でスキーのインストラクターになろうと考えていた。「本業インストラクター、副業で整形外科医」と。しかし、サッカー部の友人の勧めもあって、最終的には脳外科医の道を選んだ。

 卒業後は都立墨東病院、東大医学部附属病院などで勤務。1987年に鳥取大学医学部へ。当時の東大脳神経外科教室の教授から鳥大に行くかアメリカに留学するかを迫られ、二、三年で東京に戻るつもりで鳥取行きに決めた。それなのに、まさか三〇年近くも鳥取にいることになってしまった。

 1990年からの二年間、スウェーデン王立カロリンスカ研究所の生化学教室に留学した。まったく臨床から離れた基礎医学の世界である。冬のスウェーデンは10時ごろ夜が明けて、14時ごろには日が沈む。昼間の時間は短くて暗い気持ちになるし、食事も口に合わないし、日本に帰りたくてたまらなかった。手掛けていた研究の成果もなかなか出なかった。日本人は困っている人を見ると手助けするが、スウェーデンの場合はお国柄なのか、余計なことを言う人はいなかった。そういった「大人の対応」のおかげで、自分自身で何とかしなければならないことを悟った。研究のやり方を変えて漸く結果を出すことができた。

 再び鳥大へ戻り、1999年に同大医学部教授に就任。高次脳機能障害(主に脳の損傷によって起こされるさまざまな神経心理学的障害)外来の設置や、高次脳機能障害支援の拠点病院となるなど、高次脳機能障害の診療に携わった。

先手必勝をモットーに
 寺岡記念病院ではこれまでも脳ドックを実施していたが、今後さらに力を入れていく方針である。鳥取県の米子市より、高齢者の多い地域なので、まずは脳ドックの内容や必要性を多くの人に知ってもらいたい。脳の病気はほとんど自覚がなく、突然起こるイメージだが、発症リスクは知らないうちに少しずつ高まっている。定期的に検査を受けることで、早期に発見できる可能性が高い。現在、毎週火・木曜に行っている脳ドックの人数を増やし、脳卒中発症数を少しでも減らせればと考えている。また同病院のホームページなどでも脳ドックの重要性について詳しく紹介している。さらに勤務している医師についても、プロフィールなどの情報を出している。検査も治療も「先手必勝がモットー」。たばこを吸う人や高血圧の人などは、ぜひ受診を。それぞれの生活習慣に合わせ、予防に向けた指導を行う。

 忙しい毎日だが、趣味のドライブでリフレッシュを計る。車の運転が好きで、鳥取─福山間はもちろん(約30年続けた)、鳥取─東京間を一人で休みなく運転しても苦にならないほどである。時間があれば、以前より車で旅したヨーロッパ各地を再度車で旅したい。日本だと、京都、山口県萩市や島根県津和野町あたりへまた出掛けたい。

 今後は一般向けの医療講演会などを開催し、検査の必要性や病気の予防法などを呼び掛けたい。当院の強みは、岡山大学、東京大学、鳥取大学、広島大学などとの連携がしっかり取れていること。場合によっては各大学の専門の医師を呼んで治療や手術もできる。そういった連携を生かしながら、地域医療に貢献していきたい。

脳神経疾患治療センター長 渡辺高志

本文章は「ビジネス情報 平成28年7月10日号」の記事を一部修正し、掲載しています

2018年5月30日水曜日

第208回 一生のお願い

幼少の頃、欲しい物や頼みごとがあると「一生のお願い」と言って親を困らせた記憶がある。さすがに年を重ねると言わなくなった。が、先日、久しぶりに「一生のお願い」をした。

2020年といえば…東京オリンピックがあります。楽しみですね。
でも、その前に、来年2019年にラグビーワールドカップが日本で開催されます。
ラグビーワールドカップは、夏季オリンピック、サッカーワールドカップに次ぐ規模となる世界三大スポーツイベントのひとつです。そのラグビーワールドカップの歴史上、初めて日本で開催されるのです。

僕、CARPが好きです。そのCARPの次にラグビーが好きです!
ラグビーワールドカップが日本で開催される…行きたい!観戦したい!

東京オリンピックは東京近郊でしか競技がないけど、ラグビーワールドカップは日本全国で試合がある。ラグビーの盛んな地域はもちろん、復興の意味も兼ねて、釜石や熊本、大分でも試合があります。残念ながら広島ではありません。
それどころか、事前キャンプ地にも入っていない(残念!)。

では、チケットはどうすれば入手できるか?
ラグビー繋がりの友人に聞くと、関係者には先行発売されているらしい。
じゃあ、関係者にお願いすればいい!と考えた。

生化学検査(LDHとかコレステロール等)を行う装置がある。当院の検査室にあるのは「東芝メディカル」の生化学自動分析装置。ご存じと思いますが、東芝メディカルは親会社の会計不祥事のため「キヤノン」に売却されました。
東芝とキヤノンは両方ともラグビートップリーグに属す強豪チームなのです。

東芝(現キヤノン)の担当者にお願いしてみた。
「東芝もキヤノンもラグビー強いよね。ラグビーワールドカップが2019年に日本であるけど、チケット手に入らないかな?もちろん代金は払いますよ」
担当者曰く
「知り合いに(ラグビー)関係者がいますから。聞いてみますよ。たぶん大丈夫ですよ。どの試合が希望ですか?何枚必要ですか?」

嬉しい!こんないい返事が聞けるとは思ってもみなかった。
「日本代表の試合はムリだろうから、大分か名古屋であるニュージーランド代表の試合をお願いします!」
担当者「わかりました。また連絡します!」

楽しみに連絡を待った…1週間後連絡が入った
「いろいろ関係者にあったっています。もうしばらくお待ちくださいね」
と中間報告である。
期待が膨らむ。待ちますよ。ワールドカップは2019年ですから。
さらに1週間後、今度は直接来院してきた。
「すいません。色々あたりましたがムリでした。こちらから応募して下さい」とラグビーワールドカップ公式HPのチラシを渡された…

コネクションでの入手をあきらめ、公式サイトから購入しようと思い、HPを見ると

チケットの価格が、高い!めちゃくちゃ高い!
試合するチームや指定席のカテゴリーによって違うけど、日本代表の試合だとAカテゴリーで1席が50,000円だ!そして決勝戦となるとAカテゴリーで1席が100,000円です。高い!
観戦するのは止めようかな?と思った。でもね、
「4年に1回じゃない! 一生に1回だ!」
なんですよ。高いと思ったチケットだけど、サッカーのワールドカップでも同じくらいの金額だし、テニスのウィンブルドンセンターコートだと50万円らしい…一生に一度。観戦しようと決めた。

チケットを入手するには?

まず初めに、「先行抽選販売」。セット券(チームパックとスタジアムパック)の申し込み期間は2018年1月19日~1月26日。これはパック券なのでかなり高価。僕にはムリ。しかも、これは日本ラグビーフットボール協会に登録してあるチームのコーチやスタッフやメンバーズクラブ会員、公式ファンクラブ会員しか申し込めないのでパス。

次にあったのが「開催都市住民先行抽選販売」。つまり試合がある地域の人に優先的に販売しますよというもの。申し込み期間は2018年3月19日~4月12日。これも僕には買えない。購入する権利がないのだから。

じゃ、いつなら購入できるの?となる。
一般販売(抽選)が2018年9月19日~11月12日。ずいぶん先だ。

そうだ!開催都市の住民に購入してもらえば良いのだ。
(懇意にしている)T先生にお願いをした。
T先生は抽選で当たる確率を上げるため、家族全員分を登録し申し込んだ。
その結果…

12試合も当選! スゴイ! 
その中には、3位決定戦、準決勝2試合、決勝戦もある! 最高!

前述のとおり、チケット代金は高いので、全試合には行けません。2試合だけお願いしました。ニュージーランド代表の試合と決勝戦。決勝戦(チケット)はかなり高いけど、1生に1度なので…一緒に行きましょう!と

チケットは入手できたので…後はお金を工面しなければ…
で、妻に言いました。

一生のお願い…。

臨床検査室 中村

2018年5月20日日曜日

第207回 鬼女に魅了する神楽

 ある日、山陰にドライブに行った時のことです。
浜田市の道の駅に寄った時、笛と太鼓の音に誘われて観たのが「神楽」でした。
小さな神楽団でしたが、鬼棒を床に叩きつけ軽快に舞っていました。
私が生まれたのは小さな漁師町でした。祭りでは、沖に櫂伝馬や押し船、陸には神輿に大名行列がありましたが「神楽」はありませんでした。神楽を初めて観たのですが、何だか田舎の祭りを思い出し懐かしかったのを覚えています。

 それからしばらくして、「広島県民文化センター」で、「広島神楽」定期公演に誘われたのをきっかけに足を運ぶことになりました。街と週のど真ん中、「神楽」を楽しむ水曜の夜を満喫していました。神楽を観た後は、美味しい食事とお酒(ビール)を頂き、神楽がメインかそのあとの「飲み」がメインかわからなくなってはいましたが、かなり通っていました。

 神楽の語源は、「神座」(かむくら)が転じたとされています。神座は「神の宿るところ」「招魂・鎮魂を行う場所」を意味しています。宮廷で行われる「御神楽」と民間で行われる「里神楽」があり、私が楽しんでいたのは「里神楽」であったようです。
物語の流れを掻い摘んで言うと、村人を困らせる鬼を正義の味方が刀をもって退治する。
何といってもの魅力は、鬼女によるお面の早変わりはスリル満点。そして大きな鬼の面をつけゴージャスな伝統的な衣装での舞は圧巻です。八調子の新舞が最も好きです。

 今年は4月4日から12月26日の38週間です。福山に移住(?)して、観賞できないのが少し残念です。
看護部長 西中

2018年5月10日木曜日

第206回 「ランドセル」のお話し

 このシリーズも遂に七巡目に突入。以前に書いたものを読み返してみると、ずいぶん好き勝手な話をしています。しかし、「振り返るが、反省はしない」をモットーに、更に好き放題な話をしてしまいましょう。

 今回は、このタイトルを見て、果たして内容を想像できる方が何人おられるでしょうか?「孫にランドセルを買ってやった爺馬鹿話か?」いやいや、そうではありません。例によってdeepなaudioのお話しです。現在の我が家では一階のリビングの隣の部屋を、勝手にaudio roomとして使っていますが、そこでは三台のスピーカーが、それぞれ専用の真空管アンプを従えて稼働しています。この三台が一軍。熱心なaudio maniaであれば音が悪くなるとして複数のスピーカー同居は御法度ですが、そんなことにはおかまいなしです。ここから脱落したヒトタチは、(一部お店にドナドナされる以外は)二階の寝室などに移動し、二軍としての生活をしておられます。(敬語)

 この三台のうち、最もお年を召しておられるのが、ウエスタン・エレクトリック(WE)の755Aというユニット。なんと1940年代末生まれという、ボクよりも年上のヒトなのです。このユニットは径8インチ(約20cm)という小径のコーン紙一枚で全ての音域を再生する、いわゆる「シングルコーンスピーカー」という最もシンプルな形の、いわばaudioの原点といえるものです。このユニット自体、もともとはaudio用のハイファイ・スピーカーとして開発されたのではなく、アナウンスなどのPA用や、モニター用として誕生し、映画館や放送局、電車や軍用の放送に使われたもの。従って人の声を明瞭に伝えることが主目的ですから、再生音域はナローで、定格では70Hzから13kHzとされていますが、実際に再生してみると、何とも見事な音楽を奏でてくれるのです。

 このユニットが我が家にやって来たのは2006年のことで、東京の代々木に位置する、とあるマンションの13階にある某店で見つけました。このお店はマニアの間では知る人ぞ知る有名店ですが、何しろ普通のマンションにあるので、ドアを開けて入るのは相当勇気がいりました。中は巨大なスピーカーホーンが林立し、たくさんのスピーカーユニットがゴロゴロ転がり、「魔窟」状態。でも優しい店主に色々と音楽を聞かせてもらい、話をしていわゆる618Cタイプと言われる「標準箱」に入った755Aが我が家に嫁入りしたわけです。この箱は良くできていたのですが、なにしろ我が家のスペースでは(なにしろ三台同居体制なもので)少し大きく、響きは良いのですがやや音調も緩く感じていました。そうこうしているうちに、2011年になって、長野の安曇野にある某家具工房が手がけた755A 用の「箱」を手に入れることが出来ました。これはもともと、WE社が許可して他社に作らせた場合に与える「KSナンバー」のついたスピーカーボックス(KS12046)の精巧なレプリカモデルで、本来はビルの構内放送や、会議室の壁に掛けるための木箱です。このため前面が少し傾斜しており、上端は緩やかにカーブして、前から見るとまるでランドセルのような形をしています。このため日本のマニア達が「ランドセル」と呼んでいたと言うわけです。(やっとタイトルが出たー)大きさは約45x30x23cmくらいで、コンパクト。オリジナルを一度だけ見た事があるのですが、これはやはり1940年代製で、見事に乾ききった合板のニス(?)のツヤも美しく魅力的でしたが、値段の方も「魅力的」でため息をついたのみでした。このレプリカはさすが日本の家具職人の作、と言うべきか精巧そのものの作りで、見事にあのオリジナルランドセルの雰囲気を再現していると感じました。

 このレプリカランドセルに、オリジナルWE755Aをねじ止めし、内部配線もやはりオリジナルのWEケーブルで結線し(なにせユニットとコネクタの配線だけで単純そのもの)、音出しをした時の嬉しさは今も忘れません。やはり古い録音の音楽が向いているようですが、クラシックもジャズもボーカルも、とてもこの単純な構造からは考えられない完成度の「音楽」を奏でてくれるのです。さきほど書いたようにこのユニットも箱も、元々は「ヒトの声」を再生するためのもので、この中音域の豊かさと、独特の高音域の音色が一度聞いたら忘れられない音楽を再生してくれるのでしょう。

 このランドセルにまつわるエピソードで忘れられない事が一つ。かつて我が家には愛犬Snowという、イングランドゴールデンレトリバーがいて、ボクがソファー(一人用だが少し広め)で音楽を聴く時に、時には膝の上ないし横に座って一緒に聞いていたのですが、ある時、一緒にJutta Hippというドイツからアメリカに渡ったジャズピアニストのライブCDをこのランドセルで聞いたことがありました。このディスクでは、冒頭にこのピアニストのデビューに力を貸した、有名なジャズ評論家のレナード・フェザーという人のアナウンスがあります。ヒッコリーハウスというステーキハウスでのライブで、”Hello!  This is Leonard Feather.”と言う声がはっきりと部屋に響いた瞬間に、寝ていた(いつも寝ている)Snowの両耳がぴくぴくっと動いたのです。あれっ?と思ったけど、見るとどう見てもよく寝ている。ふーん、と思いつつ、しばらく忘れていて、後日同じCDをかけると、やはりぴくぴくっとするのです!そこで今度は違うスピーカーに代えて再生してみると(同じくらいの音にして)、全く動くそぶりなし!ホントの所はどうだったんだろう?今となっては(当時も)Snowに確かめるすべはないですが、やはりヒトの声がとても「それらしい雰囲気で鳴った」のは間違いありません。これ以後、このCDは必ずランドセルで再生している、というのは誰にも内緒の話です。

 長々と益体もない話をしてしまいましたが、とても楽しかった事を思い出したので(自分勝手に)よしとしましょう。それでは今回のお話しはこれにて。
病院長 武田(内科)

2018年4月30日月曜日

第205回 愛娘

私事ですが昨年9月に娘が産まれました!!
女の子ということもありますがこれがまた可愛くて可愛くて(笑)
今月で生まれて7ヶ月!
生まれた時と比べたらもういろんなところが違います。
体重・身長・顔つき・おしゃべり・寝返り等言いだしたらきりがありませんが(笑)
昨日出来なかった事が今日は出来ているなんてこともΣ(゚д゚lll)
今回は毎月毎の娘の成長をご紹介したいと思います。


~9月~

生まれてすぐ
お猿さんみたいでシワシワでした
首もふにゃふにゃで抱っこが恐ろしい(笑)
~10月~

生まれて1ヶ月
すこーし人間らしくなったかな?

~11月~

生まれて2ヶ月
首もしっかりしてきて抱っこもだいぶ楽に!!
笑顔もだいぶ出てきました
~12月~

生まれて3ヶ月
指のおしゃぶりがやめられません…

~1月~

生まれて4ヶ月
満面の笑み(#^.^#)
癒しです(笑)
~2月~

生まれて5ヶ月
大好きなお風呂の時間♨
アヒル隊長がお友達(^^)

~3月~

生まれて6ヶ月
プロのカメラマンに撮影してもらいました。いい笑顔(^^)
~4月~

生まれて7ヶ月
お店でワンワンの帽子を発見!!
被せてあげるとこの笑顔(^▽^)


今は毎日が変化の連続で見るたびに成長していると実感しています。
これからも成長を見続けて行けたらなと思っています(‘∀`)
医療機器管理室 岩下