2015年12月30日水曜日

第132回 「檜山文さんの作品展」

突然ですが皆さん、

「檜山 文 さん」

をご存知ですか?
この方は、福山市で生まれ、小学校の教員を夢みて、放課後児童教室の先生をされていました。
文さんは、思い描く教師像の理想と現実の間で悩んでいました。
ある時、ふと頭の中に言葉とイラストが頭に浮かび、それを形にし始めました。
それをきっかけに、イラストレーターとしてウエルカルボード、表紙イラストなど様々なイラストデザインを描かれました。
イラストデザインを通じて、 『生命の大切さ,ありがとうの気持ち,希望』を多くの人に伝えてきました。自分の描いた作品で、『誰かの心の支えになるように』と、願って!!

残念ながら、檜山 文さんは34歳の若さで亡くなられています。
現在は、ご両親が文さんの思いを引き継ぎ、作品展を開いておられるようです。

私自身、檜山文さんの作品展に行き、とても感動してしまいました。

檜山さんの作品については、ホームページで確認できるようになっています。

http://www.aya-hiyama.com/index.html


どの作品も、希望や勇気を与えこころの温まる作品ばかりでした。

みなさんも、機会があれば檜山文さんの作品展に行ってみて下さい!

医事課 小松尾

2015年12月19日土曜日

第131回 「私のちょっとのどかなひと時を皆さんへ」

新米の季節で、この間父と2人で軽トラに乗って、米を買いに行きました。
神石の知人のところで、毎年分けてもらっています。
いつもは、仲良く父と母の2人でいっていたのですが、今年は事情があって、私と父の2人で行きました。
30kg袋を11個、車の荷台へがんばって乗せ、いい汗をかきました。
その帰り道、道の傍らに懐かしいような風景があり、写真を撮りました。
まだあるんですねぇ、水車小屋。
父が、

「これでつくと米がおいしいんじゃ」
 
と懐かしそうに話してくれました。





先日、お休みの日のことです。
小学1年生の娘と洗濯物を干しながら、お手玉の中に入れる数珠球を庭の草木から採っていました。

「ちーちゃん、いっぱい採って、お手玉つくろうね」

と、のどかーな時間をすごしていました。


そこに、「ばっしゃーん」と水の音。

「母さん。なんか落ちたよ。ばっしゃーんって」

「そうねぇ」

と、神谷川のほうを向いてみると、なんと、鹿。
それも、りっぱな角をした牡鹿が、川の中を「ぱしゃーん、ぱしゃーん」とはねながら、川下へ。娘と

「今の鹿だったね。」

とはしゃいで、家の中へ。
上の子の高校生の息子に話すと、

「角が本当にあった?角が丸まってなかった?」

と疑って信じてくれません。
主人が帰宅して、昼間の出来事を娘とジェスチャーを交えて報告すると、息子と同様の反応。娘とは3日くらい、

「鹿がばっしゃーんていったよね」

と盛り上がっていました。証拠の写真があればいいのに・・・。どなたか、鹿を見ませんでしたか?


ちなみに出来上がったお手玉ですが、かなりかわいく出来上がり、子供は大喜びです。懐かしさあり、少し出来る母を見せたくて、お手玉3つをして見せています。昔はもっと出来たのにと思いながら、がんばっています。



看護師長 土路生(外来)

2015年12月10日木曜日

第130回 「虫のお話2編~クマゼミの羽化と越冬中のコクワガタ」

虫が苦手な方、ごめんなさい。アップの写真もありますので、最初に謝っておきます。

今年の7月下旬、晴れた日の夕方、地面で動かなくなっているセミの幼虫に出くわしました。抜け殻かと思いましたが、背中が割れていません、本物です!。できるだけ揺らさないように持ち帰り、鈴虫用の小さな容器にキッチンペーパーを敷き、植木鉢の底に敷くためのプラスチックの網を立てかけて、セミの幼虫をつかまらせました。明るい部屋ではゴソゴソと動いて、落ち着きがなかったので、暗い部屋に容器を移して、夕食を食べて、ひょいと見ると20:40、もう背中が割れて羽化が始まっていました。(笑)


ブルブルと体を震わせながら少しずつ成虫がでてきましたが、途中で幼虫の脚が網からはなれて、キッチンペーパーの上に背中から軟着陸していまいました、びっくり!。しかし、幼虫の抜け殻を指で支えるしかありません。羽化したばかりのセミの脚は柔らかいので、網につかまることができないのです。指先のセミとにらめっこが続きました。セミはサンダーバード2号に似たクマゼミです。(笑)


約30分ほどたつと、脚に少し色がついて動きも良くなり、見た目にも硬くなってきたようなので、網の傾斜を緩くして、そっと乗せてみました。ちゃんと網につかまれることを確認して、まずはほっと一息。抜け殻も取れました。
次いで、少しずつ網の角度を高くして立てかけると、網にぶら下がるような姿勢で、翅(はね)が伸びてきました。翅はすこし白っぽい半透明な感じで上部はうす黄緑色で、とてもきれいです。


時間がたつと、体の色は濃くなり、翅は透明感が増して、硬くなってきました。まだ鳴きませんし、ほとんど動きません。オスだったのか、鳴かないメスだったのか、お腹の鳴くための腹弁の確認を忘れました。
最後の写真は、すこし明るくなってきた翌日の夜明け前です。木につかませてみると、安定しています。すこし、翅に左右差があるのは残念ですが、この後、ゆっくり木を登って行きました。



今回、初めてセミの羽化を間近で見て、さらにお手伝いをするという経験をしました。
とても感動しましたが、同時にとても気疲れもしました。
そして翌日、非常に眠かったのはいうまでもありません。(笑)

また、今年の6月に、灯りに惹かれてか、コクワガタが玄関近くに飛んできているのを見つけました。 

一度は上手に容器の隙間から脱走しましたが、忍者よろしく部屋の壁にとりついているところを無事保護しました。(下部 真ん中の写真上部)

夜行性なので、日中はアルミ箔の影に隠れて、夜にはしっかり昆虫ゼリーを食べています。コクちゃんというニックネームもついたので、このまま元気に春を迎えてほしいものです。(笑)



虫のお話2編、最後まで読んでいただいてありがとうございました。

第二内科部長 松本