2012年4月20日金曜日

第2回 「私のストレス発散法」

私は仕事以外にも、心理学の勉強、旅行、日本舞踊、ハーモニカ、水泳、庭園を作る、図書館にこもる等などやりたいことがたくさんある心多き56歳です。もっともっと時間があれば人生を楽しむことができるのに、1日24時間しかないことに悔しい思いをしています。

やりたいことの一つに、「庭園を作る」という大きな夢があります。休みの日には、山に入り、鎌を持ち、下刈作業をしています。水車小屋を作り、遊歩道を作り、花が咲く木を植え、散策ができるようにすることが私の夢でもあり、また自然の中で力仕事をして汗を流すことが、ストレス発散にもなっています。

今はデスクワークで、こう見えても内気な性格でストレスが多くたまります。山仕事は全身の筋肉を使うので心地よい筋肉痛があり、これが痩せるためでもあり、汗が出ることでストレスが体から出ているような気分になり爽快感があります。小鳥のさえずりや小川のせせらぎの音を聞き、落ち葉の匂いを嗅ぎながら木の枝を落とします。昔の人は大きな機械もなく人力で森を開拓して農地を作っていたことを思い、少しずつ少しずつでも木を切っていれば、いつかは庭園ができることを夢見て、ウキウキしながら山に出かけています。

ただ一つだけ難点があります。一人で山にいると霊が私を見ているようで、猪や野良犬が出て来そうで、一人で山に行くのは怖いのです。主人と時間が合わないと行けないので、ひと月に2日ぐらいしか山に行くことができません。しかも手作業なので、しばらくするとまた新しい木が生えてしまうので、堂々巡りになることもあります。そして猪が土地を掘り返し、大きな石をも動かすので山肌が崩れ、せっかく作った道が崩れ悔しい思いもしています。

自然と格闘しながら、彼岸花、桜、木蓮、椿、ツツジなどが咲き、秋には紅葉がきれいです。少しずつ少しずつです、夢に向かって進んでいます。  

看護部長 甲斐