2012年6月20日水曜日

第8回 「私のまわりのひと(私をとりまくひと)」

ここ数年、歳とったせいか色々な事に感謝出来るようになりました。
その中でも、私が自信をもって言えること(勝手な自慢ですが)は、本当にたくさんの人に恵まれているなぁということです。

この病院に勤務してはや20年が過ぎましたが〈年もばれますね〉多くの人に助けられて、また多くの人と知り合いになりました。
そこで今回は私の友達?(・・・といっていいのか?失礼かも知れませんが)を紹介したいと思います。勿論名前は伏せさせて下さい。

一番は「さくら会」です。
20数年前この病院に勤務した当初は午前外来勤務、午後手術室勤務というシフトでした。
何も分からない私に随分上の先輩方が声をかけ下さってこの「さくら会」に入ることとなりました。
以後今日まで仕事の事から、遊びまで色々な事を教えていただきました。
どちらかと言えば田舎育ちで(生れは山口県、島根・広島との県境で育ちました)融通のきかない、面白みがない私でしたが本当に多くを得ることが出来たのが「さくら会」です。
5,000円/月の積立をしていて、今迄何度となく遊びに行きました。そうそう5年前のハワイ旅行もこの積み立てのおかげです。
勿論食事会も、プチ贅沢旅行も行きました。私だけでは経験できない多くのことばかりです。

次は看護学校時代に所属していた医院で、泣くほどの苦労をしてきた仲間4人です。
当時は医院ということで厳しくて、門限9時!それを過ぎたら罰があって1週間外出禁止でした。
それで余計に結束力が強まったのだと思います。寮生皆な仲良くて土曜日/Wは11時過ぎたら(その当時の医院の先生はややお年寄りで11時には就寝されていたので)一人ずつ抜き足で出て行って近くのファミレスでおしゃべり会です。夜中まで喋っていました。
でも当然ばれていますよね、先生がある時「頭の黒いネズミがよくうろうろしている」と笑いながら言われました。

その仲間4人とは卒後もう何十年も経ちますが、未だに1回/年旅行を持ち回りで計画して会っています。七夕のように1回/年会うだけですが、普段会っているかのように話しは尽きず言いたいことも言える同志です。それぞれ卒後何年も経って生活環境も変わったのに…(不思議ですよね)その仲間は、九州・四国・尾道と分かれていてその土地・土地を尋ねるだけでも楽しくて、結局会って話をするだけで十分な気分転換になっています。愚痴を言ったり、情報交換したり…ですが。

その他にもたくさんの出会いがありました、その時その時が大事でまさに「一期一会」です。これからも多くの出会いを大事にして今迄自分が大切にしてもらったことを、今度は誰かに分けてあげることが出来たら…と思っています。  

副看護部長 中村